イベントレポート
後藤真希「抱いてよ!PLEASE GO ON」
新曲発売記念イベントレポート
 〜MAKI☆SUMMER FESTA☆2003〜
2003年8月28日 at よみうりランド


 セットリスト
1.抱いてよ!PLEASE GO ON
<MC>
2.おふざけKISS
<MC>
3.東京キリギリス(前田有紀)
<MC>
4.抱いてよ!PLEASE GO ON
<握手会♪>

 チケット
招待券♪


 2002年9月23日の横浜アリーナでのライブを最後に娘。を卒業し、その後ソロシンガーとして、時にはユニットの一員として活躍を続けてきたごっちんこと後藤真希が、8枚目のシングル「抱いてよ!PLEASE GO ON」の発売記念を記念して握手会イベントを行うことになった。正直フタ自身ごっちんと握手の機会に恵まれるとは思ってもみなかったので、このイベントが行われると耳にして、「えっつ?本当?ウソでしょう〜?」と、正直自身の耳を疑ったりもしたものである。しかしその後イベントの詳細が発表になり、話が具体的になり、いよいよ握手が現実のものとなれば話は別で、以来ずっとずっとイベント当日が来ることを待ちわびていたことであった。
 今回のイベントは同シングルを購入し、その中に封入されているイベント参加券を持参すれば、誰でも参加できるものである。ところがイベントの開催が8月28日で、この発売日が27日。前日の火曜に売り出しが行われるとしても猶予は2日しかない。この手のシングルは飛ぶように売れる事が分かっていたのでフタ自身近所のCD店でこれを予約していたことであるが、その代わりこれを事前に受け取りに行く必要がある。そこで何とか26日に仕事を早々に切り上げて、閉店10分前にCD店に駆け込んでこれを無事入手することができたことだった。同居人にCDの入手を依頼することも出来たかとは思うが、さすがに
「ごっちんのCDを買ってきてくれ〜」
とも言いづらいですからね〜(笑)。
イベント参加券♪

 イベント会場となったのはもはやおなじみとなったよみうりランドの特設野外ステージ『オープンシアターEAST』である。この夏は同所で立て続けにハロー系のイベントが3度(カン娘。なっち/ごっちん)行われ、フタ自身全てが平日開催であったにも関わらず、サラリーマンであるにも関わらず、見事に皆勤賞を達成した(笑)ので、この夏3度目、通算では5度目の来園と言うことになる。
 昨日は大雨が降りしきり当日の天気が心配されたが、なんとか曇り空で止まっていて雨の心配はとりあえず無さそうである。後は天気が持ち直した場合にあってどこまで気温が上昇するのか気になるところである。

 イベント開始は12時半からである。これに先立ち10時からイベント参加券の引き換えを行うとの事だったのだが、前回なっちのイベントの折りにも朝早くから長蛇の列が出来ていたことから、早々によみうりランドに到着しておいた方が良いだろうと判断した。故にこの日の起床も4時過ぎ、その後お仲間の車でのお迎えを受けて7時前にはよみうりランドに到着したことだった。今回フタは運転することなく同乗させて頂いた身上に、車内にしつらえられたモニターに映し出された「江戸っ娘。忠臣蔵」のDVDにしばし見入らさせて頂いた。運転をして頂いたMaさんにはひたすら感謝×感謝(忠臣蔵つながりで、カシャカシャにかけてみましたが…(汗))である。同じく前回なっちイベントの折りにはよみうりランドの駐車場に入車せんとする自動車による渋滞が起こり、その対応の悪さに辟易したものであったが、さすがに今回は反省を生かしたのであろうか?、それは見受けられなかった。割合とスムーズに駐車を行うことが出来たと言う印象である。

 今日はどの程度のファンが集まっているだろうかと思っていたものであるが、なっちイベントの際の長蛇ぶり程では無いものの、既に整理券を入手せんとばかりに整列が始まっていた。もう1台の自動車で駆けつけた別のお仲間と合流の上、この整列に加わる。ただし昨日降り続けた雨にも関わらず地面が濡れていなかったので、今日はみんなが一同に座して待機することが出来た。気温もさほど上がらなかった事であるし、今までの2回に比して非常に楽に待機することが出来たと言う印象である。
 8時過ぎだったであろうか、一度整列の整理がなされ前に詰めさせられ、加えて9時半頃だろうか、更に整列は前に前にと進み始める。そして一時停止。先の2回のイベントの折もそうであったが、10時になるまではけして整理券の配布は行わない。と言うか、10時になっても整理券の配布が行われない(苦笑)。しかしながら10分も過ぎればさすがに列は前に前にと移動をはじめ、さもすれば比較的前の方で待機していただけに整理券の配布を受けるまでにはさほど時間は掛からなかった。
 前回よりも幾分手前側に設けられていた特設テントで入園料200円を手渡し、次いでシングルCDに封入されていた招待券を引き渡し、イベント参加券(チケット)と交換をしてもらう。今回も招待券は全くのランダムに配布されるとの事だったが、悪運が続くこと三度、お見事Aブロック2列13番と今回も「超」が付くほどの良席を確保した事だった。う〜ん、我ながら素晴らしいヒキであるが、一方でその反動がいつ襲ってくるか怖いところである。

 園内に入り、イベント会場脇の広場で販売されていた会場限定の写真セットにDVD(これはプロモでは無く、インタビューやメイキング集との由)を購入、次いで園内のレストランでゆっくり座って待機していれば、あっと言う間にしかるべき時間となる。
お仲間の内のお一方がごっちんにプレゼントすべくイラストをご持参されていたのであるが、何故か、
『負けてはいられない・・・!!』
と勘違いし、画用紙に鉛筆、消しゴムをお借りして即興でイラストを作成、フタもずうずうしくもこれをごっちんにプレゼントすることにした。
「もう少し目と目の間が離れているかなぁ〜?」
「目の形はへの字だよ」
と、お仲間からいろいろとアドバイスを頂いたにも関わらず、その作品の出来栄えと言えば・・・死ぬほど似ていない(爆)。これでは貰った当人も一体誰の似顔絵を渡されたのか分からないこと必須だ。自身の恥を偲んで、自戒の意味を込めつつ、参考程度にこのイラストをここに紹介しておきます(汗)。
ごっちん…のつもりです(汗)

 而して12時過ぎにイベント会場へ入る。モギリに次いでのカメラチェックとなったが、今回もさほど厳しいと言う印象は受けなかった。指定を受けた座席はステージに向かってかなりの左手、中央に備えられたステージを見下ろす形で早々に左折し、階段を下る。指定された座席は前回なっちイベのおりとほぼ同じ。従って座る前から分かっていたことではあるが、やはり「超」が付くほどの良席である。
 ステージにはすでにセットが組み立てられていた。この手のイベントは大抵ボードにポスターを貼り付けただけのような簡単なステージセットが用いられることが多いが、今回は白を基調とした柱、これはエンタシスと言うのであろうか、古代ギリシャパルテノン神殿を彷彿させる4本の柱に、白い布地が幾往にも掛けられていてなかなか雰囲気があるものである。ステージ前と脇にはいくつかの特効が用意されていて、その左右はテープが噴射するロケットである。ステージ前のものはガスであろうか?あるいは花火であろうか?いずれにせよごっちんのステージを盛り上げる格好の材料となることに相違はない。今回のステージ構成を一瞥する限りでは、事務所の気合いぶりがひしひしと伝わってくるところである。
 着席してからイベント開始までのちょっとした時間がいつも一番の難敵となる。お仲間ともしばしのお別れをし、必然的に睡魔が襲ってくる。徐々に日ざしが出てきて青空が見え隠れし、すでに気配は秋と言わんばかりのそよ風が体を支配すればそれは尚の事であろう。先程来新曲披露イベントらしく「抱いてよ!PLEASE GO ON」のシングルが流され、遠方にはジェットコースターが行き交い、乗客の悲鳴が飛び交う。日常生活にあってはしばし忘れてしまう幼少のころの思い出・・・、見上げれば飛びかうトンボの数々、季節は夏を忘れて秋の様相を呈している。若干の蒸し暑さはあるものの、割と過ごしやすい気温。腕組みをしてうつらうつらとイベント開始時間を待った事だった。

 しかるべき時間となり、係員嬢による簡単な注意事項が行われた後、程なくステージ左手からごっちんが登場。衣装はと言えば、上は白を基調としたスーツ風と言うのであろうか?ジャケットのような衣装を羽織っている。下は短めのズボン姿である。足元には金色のブーツが輝いている。加えて黒いレオタード(?)に身を包んだ4人のバックダンサーを従えての登場にはビックリさせられたものである。こちらについても今回の事務所の意気込みを覚えるところである。

 まずは新曲「抱いてよ!PLEASE GO ON」の披露からイベントがスタート。曲調はダンサブル、歌詞はなかなかアダルティな感じに仕上がった感がある。今までのごっちんにはなかったナンバーで、レパートリーの幅が広がったと言えよう。これからはライブの定番曲としてしばし耳にする機会も増えそうだ。しつらえられた特効からは早速ガスが発射して、盛り上がりを助長させる。 

「熱いね〜(ひょっとして「暑いね〜」かな?)。たくさんの方に来てくれて嬉しい♪」
1曲終えたところでごっちんのの元気いい挨拶からMCへと進む。
「握手会はソロで初めてです。よみうりランドでやるのが楽しみ。みんなで直に話す、触れるのが楽しみ〜」
と、握手会にかける意気込みもひしひしと伝わってくるところである。
「新曲「抱いてよ!PLEASE GO ON」は聞いてくれたかな?今回の曲は「スクランブル」と違って、スピード感があって、ダンサブルで、勢いが伝わればいいなぁ〜。こんなごっちんどうですか〜?」
ごっちんこれをファンに問い掛ければすかさずウォーーー!!と地鳴りのような即レスである。
「カップリングの「おふざけKISS」は聞いて貰えたかな?どうですか?「抱いてよ!PLEASE GO ON」とは歌詞が違って、なかなか二人がくっつかなくて恋人にならないの。テンポはゆっくりでラテン。ごっちんはお気に入りで今日はこちらの方も歌っちゃおうかなと思う…」
と、嬉しいコメント。これを受けてのライブを再開で、「抱いてよ!PLEASE GO ON」のC/Wである「おふざけKISS」の披露となる。冒頭にも述べたとおりCDのリリースから本日のイベント参加まで中1日しか無かったことから、フタ自身ついぞCDを耳にすることなくイベントに参加する形となり、同曲も今日初めて耳にすることになった次第。こちらは聞かせるナンバーと言ったところか。ごっちんの大切なセットリストにまた新たな1曲が加わった形である。

「盛り上がっていますか〜?野外はオープンだし、晴れていて気持ちイイ♪」
ステージでの感想と客席のそれとはどうやら同じようである。先程来晴天娘。よろしく青空が広がってきてとても気持ちイイ。それでいて吹き抜ける風は秋の気配を感じさせてこれまた気持ちイイものがある。
「EASTはラブマのイベント以来です。」
と、ごっちん。そう言えばなっちも同じ事を言っていたっけ…。聞けば4年前の明日が丁度同じくこのステージに立った記念すべき日で、ここに来てからずっと懐かしさを覚えていたとの事だった。
「今日はスペシャルゲストが来ています!!」
と紹介されて、ここでいきなりのゲストが登場と相成る。
『う〜ん、一体誰だろう?』
ここに駆けつけたファンみんなは一様にその想い想いを頭に思い描いたに違いない。フタは何故か分からない(・・・と言うか、それしか考えていない??)が、愛しのあの人(→
市井ちゃん)がてっきり来るものだとばかり思っていた。何と言ってもごっちんの教育係として認知されているところであるし、先ほどごっちんのMCでもデビュー当時の思い出話が有った事から、その思い出の地で久しぶりの再会と言うのもまたオツなものであろう・・・。
などと勝手な妄想を抱いていたら、ユキドンこと前田有紀がピンクの衣装を身にまとって登場。う〜ん、何故にここにユキドン登場??ちょこっとその意図するところが判りませんでした。
 まずはしばし二人でフリートーク。ごっちんがユキドンによみうりランドについて聞いてみれば、
「始めて来た♪」
との事だった。実はこの日ユキドンの誕生日との事で、いきなりごっちんに会場を埋め尽くすファンによるハッピバースデーの歌が披露される。フタはどちらかといえばごっちんの歌声に耳を傾けていたかな?これに続いてユキドンにはごっちんより花束が贈呈されて、会場はお祝いムード一色に包まれた。
「ごっちんの思い出の場でゲストとして来る事が出来て嬉しいです。」
とコメントして、新曲「東京キリギリス」を披露するユキドン。確かにその声域は『さすが!!』と思わせるものがある。氷川きよしが演歌の彗星として瞬く間に大ブレイクしたように、ユキドンもハローの力を借りて大ブレイクしていく事であろうか?ごっちんのイベントの場を借りて、推定8000人を前にして歌披露したことは自身いい経験につながるはずである。

 一度袖に下がっていたごっちんが再び入り、これと入れ替わる形でユキドンが袖に下がり、ごっちんのMCとなる。
「盛り上がってきたけれど、次が最後…。曲は最後だけれども、9月6日から12月7日まで秋ツアー「セクシー!マッキングGOLD」が始まります。後は映画「青春ばかちん料理塾」もあります。面白いので是非見にきてください♪」
と、昨今のごっちんの活躍ぶりを象徴するかのようにツアーや映画の告知が行われる。
「絶対かっこいいステージにしてやる!!と、思っている。ごっちん自身ワクワクしている。みんなもごっちんが近づいてきた時には「よぉっ!」と(挨拶)して欲しい。今はリハーサル中だが、オープニングからラストまでごっちん自身ステージ毎に成長していきたいです。これからも応援よろしくお願いします!!」
と力強く宣言をするごっちん。最後にもう一度「抱いてよ!PLEASE GO ON」を披露、ラストには用意されていたロケットから銀テープも発射されて、華やかなうちに新曲披露イベントは幕を閉じた事だった。

 そしていよいよお待ちかね握手会である。イベント終了後しばらく待たされての握手会スタートとなったが、これはごっちんが先来の白いステージ衣装から、グレーを基調とした普段着を連想させるラフな洋服へと着替えを行ってきたためである。ステージ衣装はどうしても見た目重視であることから、長時間スタンディングでの体制で握手会を行うには不自由な部分もあろう。それを見越した上での衣装チェンジであろうか?それともパワフルなライブパフォーマンス故に大量の汗をかいたので、早々に着替えを行ったといったところであろうか。
 例によって握手会はステージに向かって右手側のAブロック(座席番号が大きい方)の客席から順々に行われていく。今回このAブロック右手寄りは親子席として設定されていた(と言う事は、ランダムにイベント参加券を配布する旨の記載には若干の誤りがあるということか?むしろ最初から親子席を設けている旨うたった方が、親子連れの積極的な参加も見込めた事であろうに…と思うところである)らしく、握手会の様子をじーっと見つめていると、最初のうちはやけに親子連れが目立った事だった。
 この時のごっちんの様子はさすがに2列目だけあって手に取るようにして分かり、お客さんが一言声を掛ければこれに対して必ずと言ってもイイ程レスを返していたと言う印象だ。握手自体はけして止まる事の無いベルトコンベア方式で行われているものの、次々と手を差し出すファンに対してごっちんはまず左手を見てファンを確認し、次いで前を見てファンの声に耳を傾けて、最後に右手を見てファンを見送る、絶えず首を左右に振りファンの表情をひとつひとつ確かめるようにしていたと言うのが印象深いところであった。
 この手の握手会にあってはこのベルトコンベアの加速度が時と場合によって増す場合が多々見受けられる。一人のお客さんが若干粘ったりするとこのコンベアの加速度が増す事がままあったが、途中子供が握手の列に加わったりしているとそこでまたそのスピードが落ち着いていく。いつものように係員による送り手と言うのであろうか、強制的に排除をしようとする姿勢は存知されていたが、それぞれのファンがそれなりにマナーをわきまえていたので、「超」が付く程の高速握手会にはならなかったと言う印象である。それでもごっちんと握手が出来るのは1秒乃至は2秒と言ったところであろう。
『さて何を伝えようか…?』
と、思案しているうちに自分の番が回ってきた。ステージ右手まで誘導されて、階段をつたい、ステージ上へと移動する。危険なものを所持していないと言うアピールであろう、手のひらを係員氏に見せ、ステージの中央部へと移動する。そして生のごっちんとご対面である。これはどんな娘にも言えることかも知れないが、本物のごっちんは、テレビのブラウン管を通じてみるごっちんよりもはるかに小さく見えた事であった。身長が170cm(公表/笑)のフタにあっては、ごっちんの頭のてっぺんは丁度目の高さかそれ以下と言ったところであろうか。
 本人を目の前にして躊躇していては始まらない。おもむろに両手を差し出してがっちり握手、ごっちんの大きくつぶらな瞳がフタの顔を見つめる。
『うっ、ほ、本物だ!!』
と、至極当たり前な感想が脳裏を駆け巡り、とっさに出た一言が、
「会いたかったです〜」
時間も短いのでこの一言が限界かな?これに対してごっちん、
「ありがとう♪」
と一言。声は小さくて聞き取りづらかったものの、はっきりと口の動きが
「あ・り・が・と・う・♪」
の感謝の気持ちも言葉を伝えていたことでした。これに対して、何故かフタも
「ありがとう♪」
とオウムの如く感謝の意を返して握手は終了。即退出に協力した事だった。

 こうしてイベントは大成功と相成った。ごっちんと握手する機会が持てるなどとは思ってもみなかったので、正に夢心地とはこの事であろう。ごっちんがMCでも述べていたところであるが、勿論ごっちんのライブにも映画にも足を運んで今後もごっちんを応援し続けていく積りである。9月でソロデビュー1周年を迎えるごっちんからはますます目が離せないのである。

 イベント中にはごっちん本人も触れなかったところであるし、またイベントの本線とはあまり関係の無い部分なのであえて触れないようにして来たために最後となりましたが、この場をお借りして先ごろお亡くなりになられたごっちんの敬愛していたご祖母様のご冥福をお祈り申し上げます。






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